富野ジャーナル

 失語症検査を垣間見る

ひょんなことから失語症の検査の現場を見る機会を得た。失語症というのは相手が言っている言葉が理解できない、字が読めないといった言葉の障害である。頭を打ったり、脳に酸素が十分に供給されなかったりして起こる。従ってもともと知っている言葉を聞いて…

箒の話

最近、掃除には箒を使っている。これがなかなか便利だ。「掃除は箒とチリトリが一番だ」という知人の言葉を聞いたのはこの冬。薪ストーブを使っている関係上、ストーブまわりにすぐ小さな木くずが溜まるので、手元掃除機を探していたところ、そういう助言を…

遊び

遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ大意……遊ぶために生まれて来たのだろうか。戯れるために生まれて来たのだろうか。 遊んでいる子供の声を聴いていると、感動のために私の身体さえも動いてしまう。201…

放射線と健康被害

先日掲載いたしました「放射線と健康被害」に関する講演会で使用されたパワーポイントのファイルが、関市HPで公開されましたので、ここに掲載します。興味のある方はご覧下さい。放射線と健康被害片渕.pdf

私の町、そして私たちの町

昨日NHK岐阜放送局の震災廃棄物関連のニュースで、岐阜県では関市が受け入れを前向きに検討していると報道していた。尾関市長が最初にこの件に触れたのは市長になって最初の議会で、公明党幅議員の、受け入れが必要だと思うがという質問に答えた時であった。…

放射線と原子力災害 その3

「放射腺と原子力災害−人に与える影響は?」講演会報告前回までに放射線とは何か、体に与える影響、自然界にかる放射線についてまとめました。重要なことはそれで書き終えたと思います。今日は原子力災害の部分を報告します。まず原子炉の構造とメルトダウン…

放射腺と原子力災害 その2

「放射腺と原子力災害−人に与える影響は?」講演会報告先のブログでは放射腺とは何か、体に与える影響についてまとめました。今日はその続きです。放射腺に当たると私たちの身体に影響があることはすでに書きましたが、ではどれくらいの放射線を受けると、ど…

放射腺と原子力災害

「放射腺と原子力災害ー人に与える影響は?」と題する講演会に行って来ましたので、その報告をします。あらかじめ申し上げておかなければいけませんが、以下に書くことは私が理解したことであり、一生懸命メモをとったものの、この分野を学んだ経験がないた…

西に疲れた母あれば

廃棄物の広域処理が思うように進んでいません。 私は機会あるごとに、地元でも受け入れて欲しいと発言していますが、それは人道的とか社会正義とかそんな大層なことが理由ではなくて、「西に疲れた母あれば、行ってその稲束を負い」たいという単純な理由です…

じいさんは我慢する

父に用があったので実家に行ってみると、分厚いオーバーを着込んでお地蔵さんみたいに座っていた。室温は5度である。ストーブつけたらいいのにというと、そうさぶないぞよという。これはあながち年をとって感覚が鈍っているからばかりではない。85になる父の…

瓦礫の広域処理について考える

東北地方で発生した膨大な量の瓦礫が問題になっていることを知った時から、これは全国で協力して処理すればよいではないかと思っていたところが、当初はなかなか受け入れられませんでした。今も実際に受け入れて処理を実施しているのは東京都のみ、他に静岡…

ほしけりゃ ほせよ

「ほしけりゃ ほせよ」この有名かつ説得力のある格言を初めて聞いたのは母の口からである。「桃色のスカートほしい」「ほしけりゃほせよ」 というわけで、私は子供の頃、ほしてばかりいたのである。意味がわからない人のために説明すると、「欲しけりゃ干せ…

ひとりごと: 年間被曝量1ミリシーベルト以下を目標に除染することは妥当だろうか

国は今のところ、年間被曝量1ミリシーベルトを目指して福島県の除染を行なっている。この年間1ミリシーベルトという値はどうなのだろうか? 去年の東電の事件以来放射性物質や原発や、被曝量について相当の文献やニュースを読んできた。やたら危ないといって…

今日の議会

時間をやりくりして傍聴した議会。今日は共産党猿渡議員他の質問。議会の傍聴はまだ4回目か5回目だが、やはり議員によって面白さは大いに違う。今日の猿渡議員の質問は市立公園の地盤沈下補強工事の追加実施の経過について。この工事は議会の承認を要する、…

震災がれきの受け入れについて考える : フェイスブックページ

被災地のがれき受け入れがなかなか進まない中、残念に思っていました。何か自分にもできることはないかと考えていたのですが、最近ユーザーが多いフェイスブックを使ってみようと思いあたり、立ち上げてみました。フェイスブックページ:震災がれきの受け入…

ひとりごと

翻訳をしていると、たまに大きな仕事が入ることがある。たいていは複数の分野にわかれていて、分野ごとに執筆者が異なる。日本の場合、たとえ執筆者が複数でも一冊の本の中で執筆者ごとに文体が違うということはありえないが、欧米の文献では多くの場合、そ…

物語の意味

フェイスブックを利用している方はすでにご存じの方も多いでしょう。しばらく前に人種差別に関するエピソードが公開されていました。概略は次のようなものです。ある飛行機のエコノミークラスでのこと。高齢の婦人が自分の席に座ろうとすると、隣には黒人の…

中学高校で学んだ英語、どうやったら話せるようになるの?その6、言葉を覚える楽しさ

他の文化圏の言葉を習うということには、それが喋れるようになるということ以外に大きな楽しみがあります。それは全く違う価値観に触れることができること、そして視野が大いに広がることです。例えば、日本ではキノコといえばしいたけ、松茸、えのき茸、舞…

傑作を生み出すもの

物語の意志 かつて、小説家の遠藤周作氏が、対談の中で、 次のようなことを語っています。 ある男女の心中物語を書こうとしたら、 筆が進むにつれ、その主人公たちが、 「死にたくない」と叫びだし、 結局、彼らを殺せなかった。 この話を思い起こすとき、 …

「マックと子供

随分前のことになるが、アメリカのコマーシャルと日本のそれの違いについて、アメリカでは商品の機能を具体的に説明するが、日本では商品とは直接関係のない映像を見せてそれを商品に関連付ける傾向がある、という趣旨の評論を読んだことがあった。以来、そ…

子供のおもちゃ

昨年3月に孫が生まれた。両親いずれの方にとっても初孫だったので、ヤンヤヤンヤの大騒ぎだ。このごろは笑ったり声を出すようになったので、なんとか笑わせよう、声を出させてみようと、私なぞはまるで変な格好をしたりして遊んでいる。正月に帰郷した折も、…

 人は感情に左右されるものだ、ということを実感したこと

しばらく前にEQ(Emotional Intelligence Quotient)というものが注目を浴びたことがあった。人は理性でよりも感情で動くものだとする説で、ビジネスの手段として大いに利用された。私もなかなか面白いと思ってそれの関連の本を読んだが、この正月に自分自身…

グスコーブドリの伝記

宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」ひとつ読み終わっても、すぐには次の本を読みたくない本というものがある。物語の筋をじっくり味わい、心のなかで何度も反芻し、登場人物の行動や作者の人生観をあれかこれかと考える。私にとっては、そんな本の一冊がこの…

東に病気の子供あれば

毎年発表される今年一年を表す漢字。今年は「絆」という字が選ばれました。多くの人が頷いたことと思います。経済格差、貧困などという問題が言われていたものの、あの震災で、自分のこととして実感した人も多かったのではないかと思います。 あの大津波の中…

やりぬく力;金に依存しない生き方を実践する

NHKドキュメンタリーで、お金を持たずに暮らすドイツ人のおばさんのドキュメントをやっていた。制作はイタリアと、、、もうひとつどこかの国。ハイデマールという名のこの女性は元教師で、二人の娘が独立したのを機会に、一切の家財を売り払って金に依存しな…

車座集会:新しい形の市長との懇談会

関市では市長と膝を付き合わせて意見交換をするため、車座集会という座談会が開かれている。これまでにない位置づけの座談会だ。新市長の座右の銘である「衆知を集めて主座を保つ」の、周知を集めるのがこの車座集会の目的だ。これからは私達市民の一人ひと…

便所のお化け

便所という言葉を聞かなくなってからもう何年にもなるような気がする。隣村には、指で押すとぐしゃっと潰れそうな集会場があって、その隅に文庫がある。文庫の隣は便所だ。この便所は純和式のやつで、細長い楕円形の便器の下は深い暗闇だ。灯りも暗い。ある…

め魔い

め魔いの虫にとりつかれている私。この虫は思考回路を破壊する性質があるのか、考えをまとめることができない。論理的に考えることができない、、、

お知らせ

以前に書いたあずきの記事ですが、每日沢山のスパムコメントが記載されるので、削除しました。コメントを頂いたkaorinさん、ごめんなさいね。

やまんば めまいに倒れる

最近ブログの更新がないなぁと思ってくださっている読者の皆様。ご無沙汰しておりました。やまんばはある日突然、大めまいにおそわれていたのです。あっという間の出来事だったのでどうすることも出来ず、「頼む」「ほい来た」で娘がやってきて、いろいろ世…

やまんば 図書館を取材する

さて、やまんばはこの前の市民記者の話し合いのとおり、図書館に取材に行きました。町の図書館につくともう他のみんなが少しでも面白い記事にしようといろんな趣向を凝らして待っていました。やまんばたちは館長さんに質問をする係だったので、それぞれが家…

ツタンカーメンの豆、あずき、それから

ツタンカーメンの豆が芽を出した。これで我が家でも王の豆が収穫できることになった。数千年を経て生き残った豆だと思うと感無量。ずっと以前に縄文時代の蓮だという大賀ハスが発芽したというニュースを聞いた時も、植物の生命力というのはすごいなと思った…

やまんば 市民記者になる

その日、秋の木漏れ日を浴びてやまんばがちょうど熟れた柿をかじっていると、 「誰か市民記者になってくれるものはおらんか〜」という声が風にのって吹いて来ましたので、行って見ることにしました。村の役場では集まってきた村の若者たちがやれそれと賑わし…

自然がもたらした恵み

そろそろ柿が色づいてきたのでひとつもいで食べてみた。甘くておいしい。果樹は消毒なしにはできないといわれているけれども、そんなこともないかも知れないと思う。この柿がまだ小さかった頃、摘果と消毒をしないと秋になって食べられないと父が言っていた…

一世代前は

しばらく前に近くに住む親戚の叔母が亡くなった。百歳に近い人で、大往生だった。「着物がたくさん出てきたからいらっしゃい。」という言葉に、私は嬉々として飛んでいった。おばは百年の間に、着物の他にも、ものすごくたくさんのものをしまい込んでいた。…

各務原自然遺産の森

先日アマチュアキノコ研究家の麻ちゃんが自然遺産の森に誘ってくれたので、勇んで行って来ました。自然遺産の森という大層な名前に負けないほど、豊かな自然をうまく活かした森でした。目的はもちろん、キノコ。私は全く詳しくないけれど、森自体はとても好…

議会の傍聴は案外、面白い

この秋、ひょんなことから外界の政治に関わることになった私は、本日議会の傍聴に行って来ました。これで三回目。 一度は傍聴席で、二度目はモニターで、そして今朝は再び傍聴席で。さて、モニターで議会の様子をみるのと、傍聴席で議会の話し合いを聞くのと…

ムーンライト・コンサート in 高沢観音

清水の舞台を模したと言われる日龍峰寺が後ろに高々とそびえ、樹齢三百年と言われる杉の老木の枝が差し掛かる下でムーンライトコンサートは行われた。真っ暗な中、スポットライトが当たる舞台の付近には、山の裾からゆらゆらと水蒸気が這い上ってきて周りを…

森の刺繍

麻ブログhttp://asablog05.exblog.jp/の麻ちゃんからこんなハンカチいただきました。以前にお願いしていたもので、先週持ってきてもらいました。 麻ちゃんはキノコや菌類がとても好きな人で、娘の親友でもあります。刺繍の腕はプロ並み。キツネノシッポやキ…

署名運動

関志民の会のハコモノ反対の署名運動(数字は精査前のもの)先の記事(http://d.hatena.ne.jp/cahiersauvage/20110920/1316473291)にも書いた署名運動で集まった署名が26日に議会に提出された。関市に建設されようとしている複合施設に反対するもので、私…

秋の日の

秋の日のヴィオロンの ためいきの身にしみて ひたぶるにうら悲し鐘のおとに胸ふたぎ 色かへて涙ぐむ 過ぎし日のおもひでやげにわれはうらぶれて こゝかしこさだめなく とび散らふ落葉かな ポール・ヴェルレーヌ 作 上田敏 訳 原作を上回る出来だと評された上…

すべてのことには時がある

すべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、、、 伝道の書第3章 先の選挙運動と署名活動で私はすぐ近くの人と知り合いになった。実はこの人とは20年以上前…

生きている玉虫を初めて見たこと

玉虫厨子という話をご存知ですか。私が子供の頃、国語の教科書に「玉虫厨子の物語」という話が載っていて、その文章を読んでどんなに美しいものかしらと大いに想像を馳せた思い出があります。これがその玉虫です。 毎年秋口になると、道端に車にひかれてぺし…

関市民が支持したもの

関市長選挙で、新人の尾関健治候補が当選した。 夕べ選挙速報を見ていて知ったのだが、実は私にはちょっと信じられなかった。というのも素人ばかりの選挙戦だったからだ。相手候補は選挙のやり方をよく知っておられたように素人目にも写った。街宣カーから流…

市長選挙の争点

任期満了(9月21日)に伴う関市長選は4日告示され、再選を目指す現職の尾藤義昭氏(65)=民主、自民推薦、公明支持=と、新人で前市議の尾関健治氏(39)の2人が立候補を届け出た。11日に投票、即日開票される。 尾藤氏は「災害から市民の生命財…

需要のないところに 需要を創りだす

かつてソニーのウォークマンの開発が考慮されたとき、歩いているときにまで音楽を聞きたいとは誰も思うまい、と社内では否定的な意見が多かったそうだ。そんなところに、「需要は創りだせ」と言ったのが創業者の盛田昭夫氏だ。その後この携帯音楽プレーヤー…

地元を知ろう、地元について考えよう。:関市の財政

市長選挙が近づいて、私も関市政について考えてみる機会が増えてきた。 あっちでもこっちでも借金が問題になっている中、現市長から送られてきた文書(事務所開きの案内)の中に、「関市の借入金の推移」と「関市の貯金の推移」というとてもわかりやすいグラ…

今日の行政用語: 合併特例債

現在関市に建設されようとしている健康福祉交流施設。資金は合併特例債ということだ。「債」というからには債権を発行する、つまり借金をするということではないかと思って調べてみると、この合併特例債というのは、借金のようで そうでない、それは何かと問…

やっぱり基本は実世界である、と改めて思う

フェイスブック、ツイッター、ブログという私の使っているアプリケーションがやっとこのごろになって、私にとって生きたものになってきた気がする。実世界で関わっている人とネットで関わる人がつながったからだ。私がこれらのサービスを利用し始めたのは三…

尾関さんの核が知りたい:市政報告会、アピセにて

再び市政報告会に行ってみた。今回は関市の中心部が会場で、参加者は220人ほど。前にも書いたが、尾関さんの視点に特に目新しいものはなかった。が、殊関市にとってはほとんど画期的とも言えるくらいのものだったと思う。そのことが悲しい。と同時に尾関さん…