時代は二度と巡ってこない

熟年登山
このところ山で遭難した人のニュースが続いている。みんな私と同年代以上の人ばかりだ。山で遭難する人の90%が50歳以上の高齢者だと報道していた。なるほど。

高齢登山者に限ったことではないが、自分はまだ若い、若いもんには負けん、と思っているのだろうか。そんな不見識を助長するかのように、コラーゲンだのヒアルロン酸だの、年と共に失われてゆく分泌物を補填する栄養補助食品が星の数ほど売り出され、人気を呼んでいる。コマーシャルもいやと言うほど放映されている。健康と美容に不況はないそうだ。

しかし、体の方では年に応じた生理機能が働いて、年に応じた行動をするようにちょっとした警告を発している。バランスがうまくとれなくなるとか、間接がなめらかに動かなくなるとか、物覚えが悪くなるとか、、、こんな親切な警告があるにもかかわらず、最近はそれを無視して、いや無視するどころかそれに対抗しようとして、様々な対症療法的な薬品を摂取する。症状が改善するために、年をとっていない振りをして、能力以上のものを発揮しようとして、コケる。

年をとっている自分を認識できないことこそ、認知症の症状ではないか??

どうしてそうも若く見えようとするのだろう。白くあろうとするのだろう。また、ぷりぷりの肌であろうとするのか?
その時代、その時代を良く、また深く味わいたいと思う。子どもの時代も若い時代も、そして年寄りの時代も、その時にしか味わえない味がある。