サプリメントの効用は、、、

盆にみんなが集まっていろんな話をしている折、最近はやりの健康食品やサプリメントが話題になった。グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、、、様々な商品のCMをテレビで見ない日はない。

と、農学部の教授をしている義理の弟が「コラーゲン呑んだからってそれが直接肌に作用して肌がプリプリになるなんてありえない。」といって笑った。
どうして??ってみんなが聞くと、コラーゲンを呑んでも胃や腸で別の物質に消化分解されるので、呑んだコラーゲンが直接肌に作用することはない、ということでした。なるほど。ちなみに馬などが関節痛になって歩けなくなるとジェル状のグルコサミンを直接間接に注入するそうな。

考えてみればあまりに短絡的な論理だ。眉唾物だとは私も思っていたが、食べたものはいったん胃や腸で他のものに分解されるのだ。それから改めて体に必要な栄養素が構成される。こんなこと中学や高校で習ったのに、しかも今でも覚えているのに、CMを見ているとこういうことを少しも思い出さないことが恐ろしい。強烈な画像と共に、一方的に流される情報を浴びると、私たちは判断力を削がれるのかもしれない。

ちなみに下のようなおもしろい記事もあったので引用しておく。
コラーゲン等の有効性の宣伝
最近、テレビを見ていると、コラーゲン配合の健康食品の宣伝がとても目につきます。張りのある皮膚や関節の緩衝剤として、食べたら今すぐにでも消化吸収されて効果があるかのような宣伝で、よく知らない人は買ってしまうかも知れません。
私達の身体の調子が悪いのは何か重要な栄養素が不足しているからではないかと考えるのはごく普通のことです。でも、だからと言って、それを食べたら良いというのはあまりにも短絡的ではないでしょうか。
脳の働きを良くする為に、自分の脳に何かが不足していると考えて、動物の脳を食べたら良いと考えるのと同じだと思います。あなたはできるだけ人間に近い猿の脳を食べてみますか。
何かが身体に良いという評判になると、売れる物は何でも売ろうという商売根性が丸見えのような気がします。
それに踊らされる消費者も、みんなが買っているからと買ってしまうのではないでしょうか。
コラーゲンに限らず、「グルコサミン」「コンドロイチン硫酸」「ヒアルロン酸」も同じように摂取すると健康に良いと宣伝されています。これらの経口摂取についても私は疑問点があると思います。
動的平衡」におけるコラーゲンの有効性の疑問
福岡伸一氏(生物学者、青山学院大学教授、分子生物学、農学博士)の著書の 「動的平衡」 によると、食品として摂取されたコラーゲンは消化管内で消化酵素の働きにより、バラバラのアミノ酸に分解されて吸収されるそうです。
コラーゲンはあまり効率よく消化されないタンパク質だそうで、消化できなかった部分は排泄されてしまうようです。
一方、吸収されたアミノ酸は血液中に入って全身に運ばれていきます。そこで新しいタンパク質の合成材料になります。 しかし、コラーゲンから分解されたアミノ酸が、必ずしも体内でコラーゲンの原料とはならないそうです。
なぜなら、コラーゲンを構成するアミノ酸グリシンプロリン、アラニンといった、どこにでもある、ごく普通のアミノ酸であり、どんな食品のタンパク質からでも補給することができるからです。
皮膚がコラーゲンを作り出したいときは、皮膚の細胞が血液中のアミノ酸を取り込んで必要量を合成するそうです。
食べ物として摂取したタンパク質が、身体のどこかにそのまま届けられ、そこで不足するタンパク質を補う、という考え方はあまりに素人的な生命観であると言い切っています。
http://as76.net/food/collagen.php