菅首相再選

菅首相が再選された。これでしばらくは総理の矢継ぎ早の交代という恥ずかしい混乱状況は避けられそうだ。政権が安定しているということは国際的に見て非常に意味がある。参加者がめまぐるしく変わるようでは、定期的に開催される国際会議で議論する相手とは見なされにくいからだ。

投票の内訳を見てみると党員、サポーター票が大きく菅首相を支持したのに対し、国会議員はまっぷたつに割れた。これは何を意味するのか。国会議員は国民の声を代弁するために存在するのではないのか。選挙が終わると同時に前にかがんでいた姿勢が後ろに反り返る議員の姿が頭をよぎる。

政府は国民を体現すべきものであると思う。例えその選択が結果的に間違っているらしく思われても、やはりそれが私たち国民の選択の結果であれば、仕方がない。今のように私たちの意見を真摯に聞く機会が設けられたのは民主党になってからであり、その姿勢はこれからも貫いて欲しいものだ。私たちに向けての政府の姿勢は明らかに自民党時代とは違う。インターネットでも積極的に国民の声を採りいれようと、アイデアボックスなどのツールを設置している。

今回小沢さんは強いリーダーシップということで支持されていたようだが、それを発揮すればするほど、時に国民の意図するところから逸脱する可能性を秘めている。リードしてほしいといいながら、思惑と違う方へ行くときっと大きな反論が出る、これは今まで繰り返されてきたことだ。みんなで話し合いながら国を運営してゆくという管さんの基本姿勢は、大いに試してみる価値がある。

私たち国民も、引っ張っていってもらいたい、助けてもらいたい、という受け身の姿勢を変えて、一緒に国を変えていくぐらいの気概を持ってもいいのではないだろうか。