笑いは百薬の長

裁判所の警護係として、私は毎日裁判所を案内している。ある日中学三年生の子どもたちが見学にやってきた。ちょうど裁判所は休廷の時で法廷にいるのは事務官と手錠をかけられた若い男だけだった。
「ここが裁判官の座る席です。そしてあっちが弁護士、廷吏はあそこに座ります。書記官や速記者はこちら、裁判官の側には証人席があります、、、みなさん、こんな風に裁判にはとても多くの人が係わっているのです。」こう言って私が説明を終わろうとすると、手錠をかけられた若い男が最後にこう言ったものだ。
「そうだよ、そして主人公はこの俺さ!」
リーダーズ・ダイジェスト誌より転載
日本語:野澤