本木雅弘という人

青木新門著、納棺夫日記 を読んだ。この本は、映画、おくりびとが大変な話題になったのでご存じの方も多いと思う。この映画を見たときの感想は以前このブログにも書いたが、その生と死と関連づけが大変すばらしいと思って、機会があったらその基になった本、即ち 納棺夫日記 を読んでみようと思っていたが、それほど気が進まず、最近これといって読む本がなかったので、読んでみた。小説というジャンルであるとされているが手記のようだ。

題名のとおり納棺夫の日記。著者は小説家になりたかったそうで、それらしい文章だと思う。

が、この本からインスピレーションを得てあの映画を企画した本木雅弘という人は、まれな感性と深い思想の持ち主だと感じた。いわゆる芸能人の「芸」に感銘するということがほとんどない私は、珍しくこの人のことを少し調べてみると、紅白歌合戦でコンドームを首から提げた格好で物議を醸したとある。なるほど、やはりまれな、ユニークな感性の持ち主らしい。

タレントといわれる人たちがどれも似たようなしゃべり方や格好をする中で、この人はちょっと違う。本当の意味で「芸」がある人だと思った。そういう人がいると思うと、うれしい。