さかな君

絶滅したとされていたクニマスが発見された。きっかけは”さかな君”だった。さかな君はさかなが大好きというその一事で、さかなに対する造形を深め、大学で教えるまでになった人だ。さかな君がクニマスを描くよう依頼され、漁師にクニマスに似ているヒメマスを送ってもらったところ、届いたのが黒い色をしたヒメマスだった。さかな君はおかしいと思い大学の教授に見せたところ、絶滅したとされるクニマスであることが分かったということだ。他ならぬさかな君に見いだされた、というところが運命的だ。

さかな君が描いたクニマスの絵がニュースで紹介された。魚に対する深い愛情が感じられる絵だった。感動した。

絵というのは自分の思いを表現するものと私は位置づけているが、まさにさかな君の思いがそのまま素直に現れている絵だった。絵に感動したのは久しぶりだ。こんなに感動したものに対して言葉はあまりない。