断捨離って、、、

断捨離という片付け方がはやっているらしい。

元はヨガの思想から来たもので、物を捨てて、物への執着を断つことで家の中を片付ける、という事らしく、実際にその方法を使って「片付けられない女」の惨憺たる家の中が片づいてゆく状況をニュースでやっていた。似たような映像を、この二週間ほどの間に三つも四つも見たような気がする。共通していたのが、片付けられないのは物を捨てられないからだ、という位置づけだ。果たしてそうだろうか。

この一連の映像を見ていて私は義母を思い出した。夫の実家は大変狭い家で、当然押し入れといってもほんの小さな空間しかなかったわけだが、その狭い空間に義母は見事にいろんな物を収納していて、しかも、「ねぇ、ずっと前にもらったアレどこだっけ、、、」というと、必ず押し入れのどこやらの隅から出してくれた。
一方私は、その家よりもはるかに広い家に育ちながら、片付けということは全く下手で、しかも一旦片付けると、どうもアリエッティ一家が床下へ持って行くのか、ほとんど出てこない。

結局片づけの上手下手は、物の数というよりはその人の性格で決まる。私のように片づけが下手で、しかもこぎれいに片づいていることに価値を見いだせない性格の者は、整理整頓しない。一方義母のように、きちんとしておきたい人は、こんなに沢山の物を一体どうやってこの空間に?と思うくらい、うまく片付ける。台所も狭かったけれど一通りの道具が引き出しや棚に収納され、その上床下では漬け物まで漬けていた。

テレビに出ていた「片付けられない女」の部屋は、さすがの私も腰を抜かすくらいに、足の踏み立て場のない程、物が散乱していた。断捨離であっという間にゴミ袋20袋ほどを捨てて、「きれいに片づいた」とアナウンサーはいっていたが、それは片付けたのではなく、単に物がなくなったにすぎない。

本人が性格を変えない限り、元の状態に戻るのに時間はかからないと思った。