プロメテウスの火: 放射能は今日も出続ける

******記事に一部間違いがありました。「アルファ線はコンクリートでしか遮蔽できない」という部分の、アルファ線は「中性子線」の間違いでした。修正してあります。
プルトニウムについての参考サイト:「あとみん」、プルトニウムの性質:http://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/reference/atomic/plutonium_science/index_04.html#2


今日も放射能は出続けている。作業員の被爆も毎日続いている。核燃料の一部破損はすでにおおむね認められているが、放射性物質の測定対象はヨウ素とセシウムのみなのか、プルトニウムなどを測定していても出していないのか。半減期の比較的短いヨウ素などと違って、プルトニウム半減期は2万4千年くらいらしい。しかも回収されたプルトニウムは分厚いコンクリートでしか遮蔽できない中性子線を出す。

火を燃やして蒸気を出し、それでタービンを回して発電するというのとはちがって、恐ろしくまた不安をかき立てるのは、核分裂を利用した発電のメカニズムを知っているのは専門家だけだということだ。勉強しようと思ってもあんまり難しくてよく分からない。しかも測定器は測定限界を超えて正確な測定値が出ないらしかった。そのうえ、電力会社の方ではこれまで、都合の悪いことはすべて隠してきたという前歴がある。もっと電気を使おう、便利な電気を使おうと私達をそそのかし、電気が足りないから原発を作るという。地元には「何重にも安全対策がとってありますから、絶対安心です。」といい、経済効果も、、、、とちらつかせる。住民の方では、質問しようと思ってもメカニズムが分からないために有効な質問はできない。都市部で野放図に使う電気を供給するために、地方に原発を作る。

こんな偏ったことはゴミにもいえる。野放図な消費から出たゴミは、山間地に作ったゴミ焼却場に捨てられる。

このような人災を見るたびに、暮らしの歪みを見せつけられる気がして、自然災害以上に暗澹たる気持ちになる。

以下毎日新聞、WEB版より引用
東京電力は27日、福島第1原発2号機のタービン建屋地下で見つかった汚染水の水面から、毎時1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上の放射線量が検出されたと発表した。測定限界を超えたため正確な値が分からないという。3号機でも水面の放射線量が毎時750ミリシーベルトと高い値だった。東電はこの日、2号機の汚染水を復水器へ排出する作業を始める予定だったが、放射線量が高いため作業員の安全確保が困難と判断し、作業を中止した。再開のめどは立っていない。【酒造唯、足立旬子、山田大輔

汚染水から検出された放射性物質の濃度は放射性のヨウ素131(半減期8日)が1300万ベクレルセシウム134(同2年)とセシウム137(同30年)がそれぞれ220万ベクレルなど(単位は1立方センチあたり)。いずれもウランやプルトニウムが核分裂してできる。

検出された毎時1000ミリシーベルトという放射線量は、人が浴びると吐き気などの症状が表れる高い数値。3000〜4000ミリシーベルトで約50%が死亡、6000〜7000ミリシーベルト以上で99%以上が死亡するとされている。

 2号機では今月15日、原子炉格納容器につながる圧力抑制プールで爆発が起き、同プールの圧力が急激に低下。同プールが損傷して穴が開いている可能性がある。

 27日会見した東電の武藤栄副社長は高い放射線量が検出された原因について「原子炉由来だと考えている。原子炉格納容器や圧力容器が破損しているとは考えにくく、弁やポンプが高温高圧で損傷した可能性が高い」と話した。経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官も同日、「ヨウ素、セシウムなどは核分裂反応に由来する。原子炉の由来である可能性が高い」と述べた。」