情報の偏りを防ぐ

私のブログに投稿されたコメントに興味深いものがあったので、ここに紹介する。
福島原発を廃炉にしようという活動(http://hairoaction.com/)をしている人を紹介したもので、投稿者本人は被爆者だということだ。
投稿の詳細はhttp://d.hatena.ne.jp/cahiersauvage/20110401/1301605961#c参照。


中部地方に住んでいる私は被爆者を直接知ることがなく、またその置かれている現状を知ることもない。一般的な報道で補償のことや裁判のことをお盆前後に聞くだけだ。


大手メディアが報道することは事実をかいつまんだもので、一つの事件によって実際の暮らしにどのような影響が出ているかという細かい点がなかなか見えにくい。たとえ報道されても、メジャーなところばかりだ。例えば今回の事故でも報道されるのは多くの場合被ばくの危険がない30km以遠の地域で、比較的大きい避難所が多い。人の暮らしは、見えにくいことが多いように思う。


経済、政治、日々の暮らし、あらゆることが密接にリンクしており、その結果として規模の大きい組織、大きい権力を持つ組織によって、発信される情報や私たちの暮らしが強く左右される。このような状況では、どんなことも上記に該当する組織によって事象がフィルタを掛けられるのはやむを得ない。しかし、そういう状況を私たちは踏まえ、注意して小さい情報をすくっていくことが必要だと思う。


時に個人が発信する小さい情報、つまり体験談のようなものは、強く感情移入がなされていることがしばしばだが、読む側でその核となる情報を選別して採りいれ、目を背けないようにしたいと思う。


最近は原発反対を訴える人の意見がツイッターでも#genpatsuのハッシュタグを付されて数多く投稿されており、多くがなかなか素直に受け入れにくいほど過激な文字が並んでいる。しかし、中には冷静な意見もある。浅薄な意見が余り多いのでつい、読むのをやめたくもなるが、やはりその中に必ずある有用な意見を探してみたい。


こうも情報が溢れる中にあっては、あらぬ方向に導かれる危険性は大いにある。だから私たちは、今回の原発についても、反対する人の意見と同様に、賛成する人の意見も知っておく必要がある。また原発の構造、出される廃棄物、などについての科学的知識も得ておかなければならない。


また、情報を採りいれるばかりでなく、自分の考えに沿った行動をとってみたいと、私は思う。