橋下市長、誕生

「今必要なのは独裁ですよ」と言った橋下新市長が当選した。名古屋では河村市長が議会と対立しながらも、約束した減税を実行しようとしている。東京では都知事がまっさきに東北の瓦礫受け入れを表明し、すでに実行中だ。

地方分権がこれから益々進むだろうと思われる中、確固たる政策のもとに着実にこれを実行していかないと、その地方は疲弊することになるに違いない。東北の地震のあとでも多くの首長が「まず県が、まず国が、方向を示してもらわないと何もできない」と言っており、今自分たちでできることを考えて実行した市長や村長は極僅かであった。こうした市長や村長を首長とする行政区域は、たとえ小さな一歩でも状態は実際に改善したのである。

橋下新市長、河村市長、石原都知事、いずれもやり方が過激だとか、その言説に偏りがあるなどという非難があるが、今地方に必要なのは、こうした固い信念の元に政策をどんどん実行していける首長だと思う。だから大阪でも名古屋でもこのような首長が選ばれたのだろう。平松知事は橋本新市長の「独裁」という言葉をすぐに格好の攻撃材料としたが、これに代表されるような姑息なことを言ったりしたりしていては、道は開けない。

首長のやり方に不満があればリコールや、選挙という手段で交代さることができる。そうであるかぎり、多少過激とも思える行動は許されると思う。むしろ重箱の隅をつつく様な行動が、せっかく突破口を開こうとした政治家の行動を妨害する。断固たる決意のもとに果敢に政策を実行してもらうためにも、私たち選挙民は些事に惑わされることなく大きな観点から首長を選び、長い目でその政策実行状況を見守るようにできたらと思う。