原発再稼働、春までの成り行き

稼働中の5基の原発は、他の施設が再稼働しない限り、春までに全部が停止するという。停止して大きな影響がなければ、こんなうれしいことはない。停止してもそれほどの影響がないということになれば、今まで「電気が足りない、原発は必要だ]という政府と電力会社の言い分は大嘘ということになる。

原発から供給されていた電力は全体の三割程度らしいが、これまで諸外国に比べると省エネルギーでは優位に立ってきた日本で、急に3割使用量を減らすということは簡単ではなさそうに思える。

原発をなくすということは方向として正しいと思うけれど、一度になくすことで発生する懸念はある。それは雇用と代替エネルギー技術だ。

全国の原発で働く労働者の数は、直接間接を含めると何十万人という規模になるのではないかと思うが、その雇用が一気に失われると社会問題にもつながる。私の仕事はどんな意味でも原発に関係していないので、職を失うという心配はないが、暮らしを原発に依存せざるを得ない人には死活問題だ。

もう一つの懸念は、代替エネルギーの技術開発だ。原発が電力需要の上で必須のものだとするなら、代替エネルギーを開発しなければならないが、現状を見るかぎりまだ緒についたばかりだ。

春までの成り行きに大いに注目したい。