中学高校で勉強した英語、どうやったら話せるようになるの? その4. 学校英語と現場のギャップ

How are you?
I'm fine, thank you. And you?
Fine thank you.

いくら英語が苦手な人でも、これは頭の隅に残っているのではないでしょうか。英語を習う時、最初におぼえるおなじみのパターンです。ところが仕事を通じて多くの欧米人と話す機会を持ちましたが、How are you?と話しかけて、I'm fine thank you, and you?と返されたことは一度もありません。Good. とか Fine とかO.K.とか、答えは実にさまざまです。Do you like books?と聞いても、Yes, I do.と返ってきたことは一度もありません。

学校では、しかし、このような文章をたくさん覚えて、一字一句教わった通りの日本語にしないとテストで丸はもらえません。This is Japan.を先生が「これは日本です]と教えた場合、「ここは日本です」と書くとバツになるのです。普通にこのように使われているにも関わらずです。では、ここは日本です、は英語でどういうんですか、と聞いたところ、Here is Japan.であるという答えが返ってきました。実は私もそのように教えられた一人で、何もこの先生が悪いのではありません。この話はもう随分前のことですから、今は改善されているとは思いますが、ここでわかってくる問題は、教える側が生の英語を知らない、話せないということです。そしてもうひとつの問題は、答えはひとつしか認めないという試験の方法にあります。

それでは学校で習う英語が無駄かというと、決してそんなことはありません。知っておくべき文法は中学の間に習ってしまうので、この文型をしっかり身につけておけば内容の濃い話でも十分こなせます。あとは応用力の問題です。

6年間も英語を習ったのに一言も話せないということで証明されているように、文法を習うことと会話を習うことは別で、話せるようになるには何度も言いますが、訓練が必要です。なぜかというと、日本語を話すのに使う筋肉と英語を話すのに使う筋肉はかなり違うこと、会話というのは相手があって初めて成り立つもので、したがって相手の言うことに相槌を打ったり同意したりする練習が必要だからです。これが学校の授業に採り入れられればみんなが話せるようになります。