中学高校で学んだ英語、どうやったら話せるようになるの?その5. 日本語と外国語

日本語は、実はかなり特殊な言語です。

ほとんどの言語が主語の次に動詞、目的語を連ねるのに対して、主語の次に目的語がきて、動詞にあたる言葉が最後に来るのは、私が知るかぎり朝鮮語と日本語だけなのです。比較的近いと思える中国語でも、主語の次は動詞です。余談ですが、同時通訳をするときはこの位置関係の違いが大きな難関です。どうするのか、あるいはしないのか、そうなのか、あるいはそうでないのか、文章の最後を聞くまで分からないのですから。

欧米語の場合、語源はひとつ、ラテン語です。すべてがラテン語という一つの言語から派生したものですから、言葉自体も似ていますし、根ざしている価値観も共通です。一方日本語はその語源はわかりませんが、儒教的な価値観に根ざしていることはすでにご存知のとおりです。同じ物を見てもそれから受ける印象が全く異なるのです。狐を見て、欧米人は悪賢い、ずるい、という印象をうけ、私達日本人はキタキツネなどを思い浮かべて、可愛いと感じるのです。

このようなことから、日本人が英語を習得するのはかなり大変なことと言えます。が、いったん英語を習得してしまえば、それに近いフランス語やイタリヤ語、スペイン語などをおぼえるのは大いに簡単です。英語とフランスは発音の違いはあっても約半数が綴りが同じであったり、似ていたりしますし、並び方もおおむね似ていますから、大雑把にいえば単語さえ覚えればおおまかな意味が分かるのです。