ひとりごと

翻訳をしていると、たまに大きな仕事が入ることがある。たいていは複数の分野にわかれていて、分野ごとに執筆者が異なる。

日本の場合、たとえ執筆者が複数でも一冊の本の中で執筆者ごとに文体が違うということはありえないが、欧米の文献では多くの場合、それぞれの執筆者が自分のスタイルで文章を書いて、それを集めてそのまま出版している。

わかり易い文章を書く人もあれば、これでもかというほどいっぱい単語を詰め込んで、複雑な文章にする人もいる。文学的に凝った言い回しを好む人もいる。

それぞれの癖や好みを鑑みながら訳さなければならない翻訳者の方は、これに泣かされるのだ。