聖護院大根を蒔く

子供の頃はよく作っていた聖護院大根。いつからかあまり見なくなった。その種を蒔く。

井堀(用水)端の日陰のところで草をとっていると、よく肥えたミミズがたくさんいたので、そこの腐葉土とともに私の畑に移住してもらう。「ミミズさん、よろしくお願いします。食べ物は十分に用意しております。」という気持ち。ミミズは土をフカフカにしてくれるし、草も肥料にしてくれるし、私の百姓の最良の友だ。ミミズのお陰で土はいつも柔らかく、酸素も十分に含んで、耕す必要はない。こういうやわらかい土があるだけで、私は幸せな気持ちになる。

表面を覆っている腐った草をそばに避け、表面の土を二センチばかりの深さで横へ避け、そこへ種を蒔く。表面の土を避けるのは、草の種が発芽するのを防ぐためと、植えたものが育つのを見やすくするため。

化学肥料はやらない。普通の野菜つくりでは合成肥料が欠かせないと思われがちだが、刈った草と米ぬか、そして少しの鶏の糞で十分育つ。じゃがいもなどは、握りこぶしより少し小さいくらいのができる。きゅうりや胡麻は普通に育つ。人参は買ったものより少し小さめ。

何が何でも買った肥料はやらないというわけではないけれども、大きい作物を育てたいとか、野菜を売って儲けてみたいと思わなければこれで十分だ。

行者にんにくというものを、今度は是非作ってみたいと思う。それがどういうものか、よくわからないけれども名前が好きだ。