Shall we dance?

リチャード・ギア主演「Shall we dance?」を見た。実はこれが三度目。ストーリーも面白いが、ダンスをする様子が実に美しい。優雅だ。何度見ても、見とれる。手指の筋肉1つ、ステップ1つとっても、音楽との深い親和性を感じることができる。血の中に深く深く染み込んでいるからだろう。

これのオリジナルが日本だと知って、びっくりした。オリジナルが日本ということになれば、この映画自体の鑑賞の仕方も違ってくる。日本の場合は、ごくありふれた日常を送っていた男が、ダンスという非日常に片足を突っ込むことでドラマになる。

一方これがアメリカの話なら、この非日常性は大きく失われる。アメリカ版では、ストーリーもキャスティングも、オリジナル版を重要視していて、オリジナルにできる限り沿った映画にしたかったという意図が見えるのだが、ダンスという文化の位置づけが大きく異なるために、映画自体の意味もやや異なってしまうような気がした。

それはともかく、映画のテーマ自体はよくある種類のものなので、この映画ではダンスの美しさ、身のこなしの優雅さを私は堪能する。