話し合いの技:まちづくり市民会議を傍聴する

16日夜、関市まちづくり市民会議を傍聴しました。

前半は企画政策課から総合計画の位置づけとまちづくりについて、次に財政課から関市の財政状況について説明がありました。内容をメモしようとしたのですが、話について行けず断念。

予め配られた資料に基づいて話されたのですが、それぞれの項目について、資料のどこを見るべきかを指摘してから話してくださると、もう少し私も理解できたに違いないと思います。

例えば、話の中で「市税総額と徴収率の推移については、、、」と言われると、その項目をページの中に探している間に話がどんどん先に進んでしまって、結局話の内容が理解できないままに終わるという状況でした。私にとっては話の内容自体がなかなか難しいので、グラフや表を見てはじめてなんとかその状況が理解できるものだったのです。

もっとも、ついていけなかったのは私だけかも知れません。というのも、その後の話し合い、これをワークショップと呼んでいましたが、その場ではどんどん意見が出たからです。

このワークショップはとてもよかった。前半で聞いた説明に基づき「関市の財政における課題とは何か」というテーマで話し合いが行われました。20人足らずの参加者が4つのテーブルに分かれ、それぞれのテーブルには模造紙(B紙)と付箋が用意されています。そこで各テーブルの参加者は思い思いの意見を付箋に書いて、模造紙に貼り付けるのです。

このやり方ははじめてだそうで、このような形式が今はよく行われているそうです。とても良い方法だと思いました。

第一に、一つの意見に一枚の付箋を使うので、意見が明確になること。

第二に、その付箋を模造紙に配置することによって、意見のまとまりが視覚的に認識できること。話の内容を聞くだけよりも、目でその位置関係を確認できることで、議論の概要をとても理解しやすいと思いました。

テーブルにはカラーのマーカーが何色も用意されていて、これを有効に使えばもっとわかりやすくなったに違いないと思いますが、単色しか使われていませんでした。

また、各テーブルにはファシリテーターという係の人が配置されていました。何も言わずじっと話し合いを眺めている人もあれば、議論の骨子となるべき項目を模造紙に書いている人もあり、また別のテーブルでは内容ごとに付箋を集合させたりしている人もいました。

傍聴席を離れなかったので遠くのテーブルで何が行われていたかほとんどわかりませんでしたが、最後の発表の段階では、意見のまとまりごとにマーカーで大きな円を幾つか書き、その中に付箋を集めて貼っていたグループでは、それぞれの思いがバラバラに出る中で、それらの意見が集約され、そのテーブルの参加者にまとまった形で共有されたであろうことが推察されました。

このような形式の話し合いはまだまだ普及し始めたばかりのようですが、上に述べたような理由から、より意味のある話し合いにするにはとても有効だと思いました。

課題はファシリテーターだと思います。参加者から忌憚のない意見を引き出し、上手に集約する。これがうまくいくと、同じ参加者であっても、参加者自身が議論の内容を整理し理解しながら進むことができる。ひいてはそこから得られる実りも多くなると思いました。この日が初めてだということですから、会を重ねるごとに経験が蓄積されて、ますます実りのある会合になるだろうという期待を持ちました。今後も引き続き、傍聴しようと思います。